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日常系ミステリー小説も有|おすすめしたい最近の読了本から厳選5冊

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ちっち友人
ちっち友人

読書家のちっちに、最近読んだ中でおすすめの小説を教えてほし〜い!



ちっち
ちっち

OK!週に4冊は読んでるから、その中から厳選して紹介していくね。

どの小説も、そんなにハードな話ではないから

自分のメンタルの状態に関係なく読めるものばかりだよ。



この記事でわかる事

日常系ミステリーを含む、最近読んだおすすめの小説を紹介。ネタバレはなし




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最近読んだ中から厳選!選りすぐりの小説5選を紹介


梨木香歩 【西の魔女が死んだ】



あらすじ

中学校に通う少女まいは、学校に足が向かなくなっていた。

そんな折、祖母の家でひと月余りを過ごすことになる。まいは、何かを強制されるわけではないが

自然と家のことを手伝ったりと、祖母としか経験できない暮らしをしていく。

実は祖母は魔女の家系だと聞かされ、まいも魔女になるためのレクチャーを受けるようになる。




高校の時に、読書感想文のために読んだ事があったのを大人の今再読しました。

中学生だけではない、なんだかモヤモヤする気持ちってありますよね。

魔女でもあるおばあちゃんとの、静かだけど豊かな生活がまいの心をほぐしていく様を

ほっこりとした気持ちで見守れます。



ちっち
ちっち

何か特別事件が起こるわけではないけれど、最後の最後は胸が熱くなったよ。

人が死ぬことを無駄に怖がらないでいいんだ、と思える1冊。

読む時の年齢・考え方によって違う見え方がしてくるからまたしばらくして読もうと思う。






岸本葉子 【週末の人生 カフェ、はじめます】




あらすじ

40代独身女性のいさみが主人公。

ひょんな事から、スーパーで知り合ったお婆さんの家にお邪魔する機会ができる。

家に上がると、古いけど”可愛い”そんなお家にいさみは一目惚れする。

その土地を狙う不動産が居ると知った、いさみ。

かわいいお家を守りたい一心でお婆さんに「カフェをはじめたいから、ここを間借りさせて欲しい」

とお願いする。そこから、いさみはカフェ開業に向けて走り出す。



登場人物みんな癖があります。でも心底嫌だな、と思う人は出てきませんでした。




ストーリーは淡々と進むようで、人の温かみも感じられるものになっています。




単純に、カフェ開業するのってこんな決まりがあるんだなと勉強になる部分もありました。




ちっち
ちっち

ハラハラする場面はないけど、ただほんわかしている訳でもない。きちんと考えさせられるお話でもあったよ。
カフェ開業したいな、と一度でも考えたことがある人は読むと背中を押されるかもしれないし、思いとどまるかもしれない・・。そんな1冊だった。






近藤史恵【シャルロットの憂鬱】【シャルロットのアルバイト】



あらすじ

不妊治療をしていたがまだ子供を授かっていない夫婦。

親戚の紹介で、元警察犬のジャーマンシェパードのシャルロットを飼うことに。

犬を飼うことで遭遇していく、小さな事件たち。解決していく中で、シャルロットの絆も深まっていく。

連作短編集。


不妊治療をしている自分と重なる部分もあったりしたんですが、読み進めていっても不妊治療に対しては

そこまでフューチャーされてないから落ち込まずに読めました。


あまり、不妊治療の描写があると辛いですからね。


この本を読むと、犬を飼う喜びもあるけど無責任には飼えないなと改めて考えさせられます。


シャルロットが本を通して色んな表情を見せてくれるから、愛おしく思わず読みながら微笑んでしまいました。




特にシャルロットは、元警察犬だから賢い一面も見られますよ。



ちっち
ちっち

人間の弱い部分も描かれているから、ちょっとドキっとする部分もあったよ。

犬にまつわるミステリーを読みたい方にオススメの1冊。

犬を飼おうかなと思っている人にとっては、犬を飼うとはこんな感じなのかな?

と勉強になる本だったよ。






こかじさら 【彼女が私を惑わせる】(ざわつく女心は上の空の改題)



あらすじ

平凡な専業主婦だった榎本佐和子は、フードコーディネーターをする友人の手伝いをするようになる。

手伝いをする中で、編集者の誘いで雑誌の料理コーナーのピンチヒッターをすることになる。

そこから、あれよあれよという間に有名な人気料理研究家に上り詰める。

そんな彼女を、初めに手伝った友人のフードコーディネーター・以前住んでいたマンションのママ友・母親・娘・本人目線で描かれる。

連作短編集。



嫉妬を中心とした感情が渦巻く、ドロドロした人間関係でグロテスクな話なのかなと思ってたんですが、

意外とあっさりとした気持ちで読み切りました。

あまりドロドロしてると、自分がメンタル弱ってる時だと疲れてしまいますからね。



もしも自分が、主人公の榎本佐和子の立場だったらどうするかな?と考えながら読み進めると面白いです。



どんな人間でも、いきなり成功して地位・名誉・お金がいっぺんに手に入ると自分を見失うんでしょうか。


自分はそうならないと思ってるけど、実際のところそうなってみないと分かりませんよね。


ちっち
ちっち

連作短編集で、それぞれの章で語り手・目線が変わるけどきちんと
章毎に分かれていたから難なく読めた。
自分だったらどうするか?を考えながら読んでほしい1冊。







近藤史恵 【ビストロ・パ・マル シリーズ】




あらすじ

〈ビストロ パ・マル〉はスタッフが4人だけの小さなフレンチ・レストラン。

そんな〈ビストロ パ・マル〉では、お客さんを通して小さな事件が起こっていく。

無愛想に見えて、実は冷静に他人を観察しているシェフの三船。意外と、心根優しい人物。

その三船が小さな事件の謎を解いていく。

落ち込んでいるお客さんには、ヴァン・ショー(ホットワイン)を出すのがお決まりの流れ。

連作短編集。現在シリーズ4まで出版されており、ドラマ化もされた大人気小説。




日常の謎に挑むシェフ三船の、推理力・観察眼に驚かされます!周りは誰も気づかないことでも

ピンときちゃうところがすごいなと、脱帽です。


色んな人が訪れるレストランだからこそ、お客さんの分だけ事件も起こります。

その事件の内容も多種多様で面白く感じました。

連作短編集だから、ちょこちょこと読み進めていくことができる夜寝る前の楽しみ本にピッタリです。



ちっち
ちっち

出てくる料理も美味しそうに書かれているから、読みながら想像してお腹も空いてくるよ〜。

ビストロ、探してみよう。パ・マルみたいなお店あったらいいな。

ほっこりだけではない人間模様が、見られるシリーズだよ。





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